急性・慢性の痛み

急性・慢性の痛みについて

寝違えやギックリ腰、また捻挫など、炎症を強く伴う症状に対しても、灸治療は高い効果が期待できます。一見すると、火を使う治療法は、逆効果で禁忌とされますが、当院の場合は違います。炎症を抑える手法を使い症状をしずめていきます。その場合の治療回数の目安は、3回程度となります。一方、慢性の痛み、肩こりや腰痛なども、その症状に合わせた手法で治療をおこないます。原因をさぐりながら施術していきます。慢性症状の場合は、生活習慣が関わってくるので、改善するためのアドバイスもさせていただきます。

そもそも、お灸って何?何から出来てるの?

お灸の歴史は、仏教とともに、日本へ伝わってきました。その後、日本独自の発展をしていきます。

平安時代には、貴族の間では鍼(ハリ)でなく、お灸治療が中心に行われていたと言われています。秀吉、家康、松尾芭蕉のお灸の逸話は有名ですよね。

それでは、もぐさは何から出来ているのでしょうか?それはヨモギです。草餅の材料になるヨモギの葉の裏側に、白い毛の様なものが生えていて、これを線毛と言います。その線毛だけを集めて、もぐさは作られます。

ヨモギにはチネオールという精油成分が含まれていて、ハーブの女王とも呼ばれています。昔から止血作用、造血作用がある事が知られており、全国に自生している事もあり、とても身近な植物です。

よもぎの葉から、もぐさはどうやって作られるの?

まず天日干しにして乾燥させます。

その後火力乾燥、篩(ふるい)にかけ、石臼で数回に分けて細かくし、再度専用の篩(ふるい)にかけて、線毛だけを取り出していきます。(最高級のもぐさの場合)その為出来上がりが、最初のヨモギの葉から、たったの3%だったりするのです。とても手間のかかる繊細な作業です。

一連の作業も、燃えやすい葉を使っている為、ゆっくりと行います。スピードアップすると、摩擦や静電気により火が出てしまうと大変だからです。職人さん達が、気の遠くなる様な作業を経て作ってくれています。この繊細な極上もぐさを使い治療をさせて頂きます。

特徴1突然の痛み

突然の腰痛、ギックリ腰や寝違え、捻挫、など急におきた症状の改善にもお灸治療は、効果的です。

症状にもよりますが、多くは3回程度の治療で良くなる事が多いです。

但し、ほとんどの方は、ベースに慢性の疲労蓄積があるので、その部分の(慢性疲労)改善をはかるには、多少の時間が必要となります。

腰痛

特徴2数回の連続治療

急性の症状は、個人差がありますが、数回の治療で改善する事が殆どです。ただその後、何のケアもしないでおけば、又疲れが蓄積して、同じ様な症状を起こす可能性が高くなります。

そうならない為に、定期的な治療の継続をおすすめ致します。

数回の連続治療

特徴3早めの治療

症状が出てしまったら、時間をおかずに治療をする事で、治りが早い事はもちろん、治った後に残りがちな若干の違和感が、出ない場合が多いです。

早めの治療、日にちを空けずに連続して、数回行う事が、その後も快適な生活を送る上でも大切です。

クローバー