自律神経には、交感神経と副交感神経があり、自分の意識ではコントロールが出来ません。
私達のからだは、たくさんの細胞から出来ていますが、それぞれの細胞が、勝手に働かない様にコントロールしているのが、自律神経です。
例えば、仕事や運動をしている時は、交感神経が優位になり、心臓の働きを高め、血圧を上げ、呼吸を速くし、胃腸の働きを抑えます。
それに対して副交感神経は、心臓の働きや血圧の上昇を抑え、呼吸もゆったりと、胃腸の働きを活発にします。いわゆるリラックスモードです。どちらも大切な働きです。
切り替えが上手くいけば問題ないのですが、過度のストレスにより緊張が長期に渡ったりする事で、交感神経が優位の状態が続き、副交感神経への切り替えが上手くいかなくなってしまいます。緊張状態が長く続くと、さまざまな不調が出てきます。眠れない、胃腸の調子が悪い、頭痛、休んでも疲れが取れない、冷え性、など、病院の検査ではどこにも異常がないのに、調子が悪いという状態が続く事になります。
その様な症状を改善する効果が期待できるのが、このお灸治療です。